GR IIIxを購入してから肌身離さず持ち歩いている。気持ちが良いほどに、パシャパシャ撮れるから自ずとシャッターを切るのが多くなってしまう。
それだけ気に入っているGR IIIxと初めて一緒に過ごす春で桜を撮ってきた。
桜並木は、咲く前からこの並木は「桜の木」なんだと認識されていることが多い。しかし、人知れずポツンとある桜の木はなんの木かも分からず、花を咲かせることで、初めて他者に自分が「桜の木」なんだということをアピールすることが出来るような気もする。
そんな理由で、個人的には、桜の名所よりも人との生活の中に溶け込んでいる桜が好き。なんだか一緒に生きている!という感じと、桜の花の儚さをより感じていしまうから惹かれてしまうのかもしれない。
「桜と人」なんだか似ていないだろうか?
人が少ない時間帯の桜並木はすごく気持ちが良い。心地よい風が吹き、桜が散る。これだけでお酒が進んでしまう。
枝垂れ桜の枝は、うねり足掻いるような独特な湾曲は、まるで人生のようだ。
人は、なぜ桜を撮るのだろうか?
寒い冬から春へと季節の移り変わりを感じさせてくれる桜。散る頃にはもっと暖かくなり、あっという間に夏になるだろう。
もしかすると、あっという間に過ぎてしまう、一瞬の時間を切り撮っているのかもしれない。
ここまでお付き合いありがとうございます。
撮影機材