孤独が好き

孤独が好きなんだと思っていた。

宮古島から上京してから18年になり、人生の半分はここ関東に住んでいて、一緒に上京してきた友人や大学、専門の友人たは地元に帰ってしまった。

離れるときは寂しかったが、一人に戻ったと思ったら気が楽だったし、一人の時間は苦ではなかった。むしろ何のしがらみもない一人の時間は楽しい。とさえ思っていた。

仲良くしてくれている方とのメッセージのやり取りの中で「◯◯さんは、一人は嫌いなんだね」と言われて、今までのことを思い返してみると、人と深く付き合ったことなかった。

全くなかった訳ではないが、深く付き合っても離れていくを何度も経験しているから、その度に傷つくのが嫌で一線を引いてたのかもしれない。

化物語の阿良々木暦の思想を借りるなら「人間強度が下がるから」というスタンスは、幼いときの経験からも繋がっているようにも感じる。もっと深掘りしたら原因は根深いところにありそう。

だからと言って、自分の性格が変わる訳ではないが、”寂しかったんだ”ということを受け入れることで、人への関心・興味がちょっと出てきたようにも感じると同時に、この歳になって、気づきを与えてくれる人との関係の大事さも感じることが出来た。

タイムリーに、今の心境にWIND BREAKERという漫画が心に刺さる。

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この記事を書いた人

写真と音楽と猫が好きな三十路の男。カメラはLeica MP、LEICA M Monochrom Typ246、GR IIIxを愛用しています。

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